コクヨ ベトナム全土に販路拡大

生産体制を整え、ベトナム全土に販路拡大

コクヨグループのコクヨS&T株式会社(本社:大阪市代表取締役社長:森川卓也)の子会社であるコクヨベトナム株式会社(本社:ハイフォン、代表取締役社長:足達保憲)は、ベトナムにおけるノートの販売を強化するために本年4月に販売会社であるコクヨベトナムトレーディング株式会社(KOKUYO VIETNAM TRADING Co.,Ltd.)を設立し、営業を開始します。また、これにあわせて生産設備を増強すると共に、現在販売中のベーシックなキャンパスノートに加え、ベトナムで人気の「ドラえもん」などのキャラクターをデザインした新製品100アイテムを投入します。

コクヨベトナムは、輸出加工企業としてのライセンスを取得して2005年11月に設立しました。翌年11月にはハイフォンにベトナム工場を建設し、日本市場向けファイル・ラベル等のコストダウンを主目的とした製造拠点として稼動してきました。
一方、勤勉で若年層人口が多いベトナムはマーケットとしても非常に魅力的で、2010年に北部エリアを中心に代理店経由でノートのテスト販売を行い、年間約320万冊を販売致しました。
しかしながら、輸出加工企業のライセンスではベトナム市場での自由な販売活動が出来ないため、今後のノートの拡販を可能とするために2010年11月末に日本の文具メーカーとして初の国内販売ライセンスを取得し、販売会社であるコクヨベトナムトレーディングを設立することになりました。
当面はベトナム全土に5箇所の営業拠点を設け、本格的な販売活動に入ります。具体的には北部ハノイだけでなく南部ホーチミンや中部の地方都市にも販路を拡大し、2011年は1,500万冊、3年目の2013年には7,500万冊の販売を見込んでいます。
これにあわせて2月には約10億円を投資して生産設備を増強し、現在の4倍に当る年間3,000万冊が生産できる体制を整えます。また、昨年のテストマーケティングベトナムでは小中学生だけでなく大学生おいても意匠ノートに対する人気が高いことが判明しました。そこで、現在販売中のベーシックなキャンパスノート36品番に加え、ベトナムで人気の高い「ドラえもん」をはじめとしたキャラクターやデザイン性の高いノート100アイテムを新製品として投入します。
コクヨグループでは、今後、国内・海外を両輪とした持続的成長を目指し、成長著しいベトナム・中国・インドといったアジア新興国市場を中心に経営資源を積極投入していきます。


出所:コクヨニュースリリース(2011/2/21)


輸出加工拠点としてベトナム進出し、

生産体制の整備と、生産量増加に伴って、

コストダウンが実現し、

内販も進めていく。



今後も増加していきそうなパターンの1つです。




モダントレードレート20%程度という市場で、いかにして販路を築くのか、

という点は非常に難しいので、

コクヨが、いかにしてクリアしていくのか、

ウォッチしていきたいと思います。