豪ヨット企業、ブンタウの工場建設断念

豪ヨット企業、ブンタウの工場建設断念:用地買収コスト高で

オーストラリア資本でホーチミン市を実質的な拠点とするコルセア・マリーン・インターナショナルは、南部バリアブンタウ省で計画していたヨット工場建設を断念した。用地買収コストの上昇が中止の主因という。11日付ベトナム・インベストメント・レビュー(VIR)が報じた。

同社は2007年7月、ブンタウ市の27ヘクタールの敷地に三胴船(トライマラン)の生産工場を建設することで認可を取得。しかし2008年末に発生したリーマンショックが同社の財務状況を圧迫したことに加え、ベトナムでは09年10月に立ち退き住民に対する補償金の水準をそれまでの1.5〜5倍とする69号政令(69/2009/ND─CP)が施行されたことで投資の採算性が合わなくなり、中止を決めた。


出所:NNA(2011/4/13)


売上サイドの単価が上がっていないのに、


費用(特に不動産関連)が増加すると、


損益面やキャッシュ面で無理が出てしまいます。


都市部で、店舗を展開する場合なども、


売上単価の低さと、土地代の高さのバランスが取れていないことが


進出の障壁の1つとなっているように見えます。