日本とベトナムのカネを繋ぐ

三井住友銀行ベトナム石油ガスグループと業務協力の覚書を締結

ペトロベトナムファイナンス及びペトロベトナム証券との覚書締結について


 株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、本日、ベトナム最大の国営企業であるベトナム石油ガスグループ(Vietnam Oil and Gas Group、以下「ペトロベトナム」)のグループファイナンスカンパニーであるペトロベトナムファイナンスコーポレーション(PetroVietnam Finance Corporation、以下「ペトロベトナムファイナンス」)、及びグループ証券会社であるペトロベトナム証券(PetroVietnam Securities Incorporated)と、業務協力を目的とした覚書を締結致しました。

 当行は、昨年6月にペトロベトナムと、同社が実施するプロジェクトに必要な長期資金の調達に関する支援を主目的とした覚書を既に締結しております。加えて、当行のグループ証券会社である日興コーディアル証券株式会社(以下、「日興コーディアル証券」)が、今月、ペトロベトナム証券への出資及び業務提携を実施致しました。

 本覚書は、ペトロベトナムグループとの協力関係を更に強化し、ペトロベトナムグループの海外資金調達支援、大型インフラプロジェクトにおけるファイナンスの助言・アレンジ、M&A 等投資銀行ビジネス・証券業務での相互顧客紹介、及びCDM プロジェクトをはじめとした環境ビジネスにおいて協力するものです。

 当行は、日興コーディアル証券と協力し、ペトロベトナムグループとのリレーションシップを一層強化し、拡大を続けるベトナムでのインフラプロジェクト及びグループ企業の海外資金調達等をサポートすることにより、ベトナムにおける更なる業務拡大、プレゼンス向上を図ってまいります。


出所:三井住友銀行プレスリリース(2011/2/24)

成長市場への投資機会を探索する日本サイドと


日本のカネと、その運用ノウハウを取り込みたいベトナムサイド。


両サイドの連携への意欲は、ともに高まっていくでしょう。


ただし、この意欲を、実際の行動として加速させていくためには、


両者の「情報」や「意思決定」に対する認識のズレの解消、というか、翻訳者が必要だと思います。


「もっと詳細で具体的な情報がないと意思決定できない」という日本サイド、

「アクションを起こしてくれないと、情報を出せない」「一緒に詳細を作っていきたい」というベトナムサイド。


そういう翻訳者あるいは架け橋としての役割を担っていきたいと思います。