ホーチミン雑感

ホーチミンです。


思ったことを、メモしておきます。



◆急速に発展している。

5年前にホーチミンに来たときと比べると、明らかに発展しています。

まだまだバイクが多いですが、車も増えてきています。


5年前に来たときは、信号が青になるたびに、

バイクの波が、トコロテンみたいに、出てきて、圧倒されましたが、

今回は、そこまでバイクが多いという印象ではないです。



また、新しいビルも多く出来ていて、

高級ブランドのショップも多く入っています。


◆日本勢が、あまり入り込めていない。

今日歩き回っただけの印象ですが、

・ローエンド〜ミドルエンドでは、現地&中国勢
・ハイエンドでは、欧米勢

という感じです。

例えば、

ハイエンド向けのショッピングセンターの化粧品コーナーには、

欧州系のブランドがほとんどであるものの、

資生堂カネボウなどもあります。

しかし、客が集まっているのは、欧州系ばかり。



◆日本勢ならではの戦い方があるのでは無いか?


ただ、一方で、実は、日本勢だからこその戦い方が


あるのでは無いかと感じました。


先ほどの化粧品の話で言うと、


日本勢の店では、スキンアナライザーを使ってカウンセリングをしていて、


印象的でした。


実は、日本勢なりに業界を定義して


(「化粧品業界は、化粧品を売っているのではなく、美容に関する相談業だ」とか)


それを提供することができれば、


面白い戦いが出来るのでは無いかと思いました。


日本風を、そのまま輸出するでもなく、

欧米風に染まるわけでもなく、

現地ナイズした日本風を模索する、

そんなイメージです。


◆「世代間の違い」を丁寧に考えていきたい。


消費の中心というか、


変化の中心というか、は、


20代〜30代ではないかという印象でした。


若い人の方が新しいものに馴染みやすい、というレベルではなく、


もっと、大きな違いが、世代間にあるという印象です。



戦争後に生まれた世代は、消費に対する感覚が違うということを、


何かの本で読んだことがあります。


各世代がどういう感覚を持っているのか、

その感覚の背景は何なのか、

どう変わっていきそうなのか、

を丁寧に整理していきたいと思います。