キリン、ベトナム飲料大手を買収

キリン、ベトナム飲料大手を買収

 キリンホールディングスは10日、ベトナムの清涼飲料大手「インターフード社」(IFS)の発行済み株式の57.25%を取得し、子会社化したと発表した。買収額は未公表。

 IFSはベトナムに展開する10万店以上の店舗で、茶系飲料や果汁飲料などを販売している。2009年の売上高は約46億円。

 キリンは買収後、昨年株式の約15%を取得したシンガポールの飲料大手「フレイザー・アンド・ニーヴ」の商品をIFSで販売する。将来的には、キリンが日本で販売している商品の取り扱いも検討する。

出所:毎日新聞(2011/3/10)


キリンは、ベトナム攻略における流通網の構築を、

「現地大手の買収」によって、実現することにしたようです。


しかし、キリンは、3年前に、エースコックが築いた商流を活用した展開を企図していました。

 東南部ビンズオン省人民委員会は14日、清涼飲料水の製造を行う「キリン・エースコックベトナム飲料」の設立を認可した。同社はキリンビバレッジとエースコック合弁会社で、出資比率はキリン51%、エースコック39%、エースコックベトナム10%。

  同社は同省第2ミーフオック工業団地の面積2.7ヘクタールの敷地に清涼飲料水製造工場を建設する。今年の5月または6月に着工し、2009年5月に操業を開始する予定。総投資額は6000万米ドル(約60億円)。年産能力は当面400万箱で、将来的には1000万箱まで引き上げる計画だ。

出所:Searchina(2008/4/17)


エースコックが持っている流通網、


キリンが欲しかった流通網、


何が共通していて、何が共通していなかったのか?


もう少し情報を集めてみます。



追記)(2011/4/15)


即席麺の流通にあって、飲料の流通になかったのは、


ホテル、レストラン、カフェ


の3つのようです。