BOPビジネス支援
日本政府が、民間企業のBOPビジネスの事業化支援を本格化するという
ニュースがありました。
20事業を選定し、JICAが資金提供するとのことです。
例えば、
NTTコミュニケーション:携帯端末を利用した遠隔教育@インドネシア
伊藤忠:飲料水の水質浄化剤@インド
豊田通商:貯水池などの整備@スリランカ
三洋電機:ソーラーランタンのレンタル・販売@ケニア
味の素:離乳期用のサプリメント@ガーナ
途上国などで年間3000ドル(約25万円)未満で暮らす層は
BOP(ボトム・オブ・ピラミッド)と呼ばれ、同層の潜在的市場規模は
5兆ドル(約410兆円)に上るとされる。
(中略)
JICAによると、
(1)貧困問題解決につながる
(2)事業化のメドが立っている
(3)現地の環境に配慮し、現地の流通事業者を活用できる
――などを勘案し選考した。
JICAはこれまで、途上国での非政府組織(NGO)による
草の根支援などは行ってきたが、営利が絡む企業活動に
資金提供するのは初めて。
この分野では欧米企業が先行しており、
例えば英蘭ユニリーバは、インド農村部でシャンプーを
安く小分けにし現地の女性を通じて販売、雇用も創出している。
出所:日本経済新聞(2010/12/28)
単純な「開発援助」という名のCSRじゃなくて、
しっかりと利益を出せるビジネスに出来るのかが勝負所です。
就職活動のときに、あるコンサルファームの面接で、
と言った時に、
「まぁ、意義のあることだけど、金にならないからねぇ。」
と一蹴されたことを思い出した。
何かの解を自分の中に持ちたいなと、思う。
とは言っても、JICAからの援助は、1件につき最大5,000万円(1件最長3年間)。
やっぱ、金にならないのかな(笑)
参考)JICAの資料