楽天@タイ

楽天は、現地のECサイト運営会社との提携によって、タイに参入しています。

楽天、タイにおいてEC事業参入
TARAD.comと資本業務提携締結、株式67%取得

2009年9月30日


楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)は、タイ最大のECサイトを運営するTARAD Dot Com Co.,Ltd.(タラッド ドット コム、本社バンコク タイ、以下 タラッド社)との間で同社株式67%の取得を含む資本業務提携を締結し、タイにおいてEC事業を展開するための各種手続きが完了いたしましたのでお知らせします。


 タラッド社は1999年に設立されたインターネット企業で、タイ最大のECサイト「TARAD.com」(URL:http://www.tarad.com/ )を運営しています。同サイトは、楽天が運営する「楽天市場」(URL:http://www.rakuten.co.jp/ )と同じく、マーケットプレース型インターネットショピングモールで、約16万店舗が出店し、ファッションや家電製品をはじめとした約140万点に及ぶ商品を揃え、会員数は200万人にのぼります。このたび楽天がタラッド社の株式67%を取得し同社の経営に参画することで、楽天の事業運営ノウハウや経営スタイルを導入するとともに、2010年初めから「楽天市場」の各種機能やサービスを「TARAD.com」に取り入れ、順次同サイトの拡充を行ってまいります。なお、楽天からCEOを含む3名を同社に派遣させるとともに、各部門の支援も行う予定です。

(中略)

なお、タラッド社は、タイ国投資委員会(BOI)から投資奨励案件としての認定を受けており、同社は各種優遇措置の適用対象となる予定です。

出所:当社ニュースリリース

提携から約1年。


相当、「楽天化」されているようです。


店舗担当コンサルタントによるアドバイスから、


日本では恒例の月曜日の全体朝会、朝の清掃も取り入れているそうです。


また、日本の楽天市場の製品を購入することも可能だそうです。




顧客はバンコク周辺である一方で、出店は地方も多いようです。

都市と地方の経済格差が大きくなるため、

地方業者にとってバンコクにリーチできるチャネルは魅力度が増しているのでしょう。




ECサイトは、

・決済、物流等の仕組みの整備

・そもそも「ネットで買い物することへの意識の浸透

が市場の創造・拡大にとって極めて重要な要素です。


市場創造していく形での海外進出の例かと思います。